スターラップとは?
すたーらっぷ
スターラップとは、鉄筋コンクリート構造物において主筋(縦方向の鉄筋)を囲むように配置する帯状の横補強筋で、せん断力に抵抗するとともに主筋の位置を固定する役割を持ちます。
スターラップ(Stirrup)とは、鉄筋コンクリートのはり(梁)や柱に使用される補強筋の一種です。主筋(軸方向の主要な鉄筋)の周囲を囲むように帯状・環状に配置され、「あばら筋」とも呼ばれます。
スターラップが果たす役割は主に以下の3つです。
- せん断補強:はりや柱に働くせん断力(横方向に滑るような力)に抵抗し、斜め方向のひび割れを抑制する
- 主筋の保持:主筋が設計通りの位置からずれないように固定し、鉄筋かごの形状を維持する
- 圧縮部のじん性確保:コンクリートが圧縮を受けた際の横膨らみ(座屈)を拘束し、粘り強さを高める
スターラップの配置間隔(ピッチ)は構造設計によって決まりますが、せん断力が大きくかかる支点付近では密に配置し、中央部では間隔を広げるのが一般的です。形状は長方形や正方形の閉じたループ状が多く、端部を主筋に引っかけて固定します。
建築基準法や設計基準では、はりのスターラップ間隔の上限が定められており、耐震設計においては特に密な配置が求められます。スターラップは小さな部材ですが、構造物の安全性に直結する重要な鉄筋です。
使い方・例文
建築現場で鉄筋を組む際、はりの主筋(長手方向の太い鉄筋)に対して一定間隔でコの字や閉じたループ状の細い鉄筋を巻き付けていく作業がスターラップの配置です。
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