ジルコンとは?
じるこん
ジルコンとは、ケイ酸ジルコニウム(ZrSiO₄)からなる鉱物で、地球最古の鉱物の一つとして知られる宝石です。
ジルコンは化学式ZrSiO₄で表されるネソケイ酸塩鉱物で、正方晶系に属します。無色・青・赤・黄・橙・緑など多彩な色を示し、特に熱処理によって鮮やかな青色や無色透明に変化させたものが宝石として広く流通しています。
ジルコンは地球上で最も古い鉱物の一つとして知られており、オーストラリアのジャック・ヒルズで発見されたジルコンの結晶は約44億年前のものと測定されています。ウランやトリウムを微量含むことがあり、放射壊変による結晶構造の乱れ(メタミクト化)が起こった個体は「ローウ型」と呼ばれます。
主な特徴は次の通りです。
- モース硬度:6.5〜7.5
- 屈折率が高く(1.78〜1.99)、強い光沢と火彩がある
- 二重屈折が顕著で、ファセット稜線の重なりが裸眼で確認できる
- 主産地:スリランカ、ミャンマー、カンボジア、オーストラリアなど
ダイヤモンドの代用品として古くから使われてきた歴史があり、特に青色ジルコンはその輝きの美しさで人気があります。合成素材の「キュービックジルコニア(CZ)」とは全く別の鉱物であることに注意が必要です。
使い方・例文
アンティークジュエリーにはダイヤモンドの代わりにジルコンが使われていることがあり、強い屈折と二重屈折による独特の輝きは、ルーペで覗くと稜線が二重に見えることで識別できます。
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