ジョン・ウェズリー・パウエルとは?
じょんうぇずりーぱうえる
ジョン・ウェズリー・パウエルとは、19世紀アメリカの探検家・地質学者で、コロラド川とグランドキャニオンを下った初めての探検隊を率いた人物です。
ジョン・ウェズリー・パウエル(1834〜1902年)は、アメリカの探検家・地質学者・民族学者で、アメリカ西部の未知の地形を科学的に調査した先駆者です。南北戦争に北軍将校として従軍し、シャイローの戦いで右腕を失いましたが、それでも後の探検活動を続けました。
パウエルの最大の功績は、1869年のコロラド川探検です。9名の隊員を率いてウィンター・クォーターズを出発し、グリーン川からコロラド川を経てグランドキャニオンを下るという前例のない探検を、3ヶ月余りで成し遂げました。一部の隊員が途中離脱するという困難のなかで完遂したこの探検は、アメリカ探検史の偉業とされています。1871〜72年には2回目の探検も実施し、より詳細な地形・地質データを収集しました。
パウエルの科学・政策上の貢献は以下のとおりです。
- グランドキャニオンの地形・地質の学術的記録を初めて体系化した
- アメリカ地質調査所(USGS)の第2代所長として西部の土地・水資源の科学的管理を推進した
- アリゾナの乾燥地帯には大規模農業より水資源に即した土地利用が必要と早くから警告した
- スミソニアン協会の民族学局を通じてアメリカ先住民の言語・文化の記録に貢献した
グランドキャニオン内の「パウエル湖」(レイク・パウエル)はその名を冠した人造湖で、現代でも彼の足跡を記憶しています。
使い方・例文
グランドキャニオンの観光案内や地球科学の授業でコロラド川の地形形成を説明するとき、パウエルの探検が先駆事例として紹介されます。アメリカ西部の開拓史を扱う書籍にも頻繁に登場します。
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