ジャカード織とは?
じゃかーどおり
ジャカード織とは、複雑な文様を自動的に織り出せるジャカード機を用いた織り方で、緻密な絵柄や模様の布を効率よく生産できる技法です。
ジャカード織とは、フランスの発明家ジョセフ=マリー・ジャカール(Joseph-Marie Jacquard)が1804年頃に考案した自動織機「ジャカード機」を使って織られる布地、およびその技法を指します。穿孔カード(パンチカード)で経糸の上下動を制御することで、複雑な模様や絵柄を機械的に再現できる画期的な発明でした。
ジャカード機の仕組みは、多数の経糸をそれぞれ独立して制御できる点にあります。穿孔カードの穴の有無によって各糸の動きが決まり、緯糸との交差パターンで模様が形成されます。この原理はのちにコンピュータのパンチカードにも影響を与えたとされています。
ジャカード織の生地には次のような種類があります。
- ダマスク:テーブルクロスや高級ナプキンに使われる光沢のある模様織
- ブロケード:金銀糸を使った豪華な模様織
- ゴブラン織:壁掛けやタペストリーに用いられる厚手の模様織
- ジャカードニット:ニット素材に模様を織り込んだもの
現代では、コンピュータ制御の自動化が進み、より精密で多彩な模様が実現できるようになりました。高級ファッション・インテリア生地・伝統的な民族衣装など幅広い分野で活用されており、手工業では再現困難な精緻な文様を量産できる点が最大の利点です。
使い方・例文
高級スーツの裏地や婦人服に使われる美しい花柄や幾何学模様の布地は、ジャカード織で作られていることが多く、百貨店のファッションフロアや着物売場でもよく見かけます。
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