ジェームズ・スターリングとは?
じぇーむずすたーりんぐ
ジェームズ・スターリングとは、20世紀後半に活躍したイギリスの建築家で、ポストモダン建築の先駆者として国際的に高く評価された人物です。
ジェームズ・スターリング(James Stirling、1926〜1992年)は、イギリスを代表する建築家のひとりで、20世紀後半の建築界に大きな影響を与えました。リヴァプール出身で、リヴァプール大学建築学部で学んだのち、ロンドンを拠点に活動を開始しました。
初期は粗野で力強い表現を特徴とするブルータリズムの影響を受けており、レスター大学工学部棟(1963年)やケンブリッジ大学歴史図書館(1968年)といった作品で国際的な注目を集めました。これらは赤レンガとガラスの幾何学的な組み合わせが印象的で、機能主義と形式美が融合した独自の様式として評価されています。
その後、スターリングは様式を大きく転換し、ポストモダン建築へと向かいます。1977年にドイツ・シュトゥットガルトの州立美術館新館の設計コンペに勝利し、1984年に完成したこの建物は歴史的建築様式を折衷的に引用しながらも現代的な感覚で再解釈した傑作として世界中から高い評価を受けました。
1981年には建築界のノーベル賞とも称されるプリツカー賞を受賞し、その業績が国際的に認められました。晩年は世界各地でプロジェクトを手がけ、建築の可能性を広げ続けました。
使い方・例文
建築史の授業や美術館の解説文などで「ポストモダン建築の代表作」として、シュトゥットガルト州立美術館新館とともにジェームズ・スターリングの名が登場することがあります。
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