シリングとは?
しりんぐ
シリングとは、ヨーロッパ発祥の通貨単位で、現代ではケニア・タンザニア・ウガンダ・ソマリアなど東アフリカ諸国の公式通貨名として広く使われています。
シリング(Shilling)は、もともとイギリスの通貨単位として用いられた歴史的な名称です。イギリスでは1971年の十進法化以前、1ポンド=20シリング=240ペンスという体系が長く続き、日常取引の中心的な単位でした。十進法化以降、イギリスのシリングは廃止されましたが、旧イギリス植民地を中心とした東アフリカ諸国でその名称が引き継がれました。
現代においてシリングという通貨名を使用している主な国は以下の通りです。
- ケニア・シリング(KES)— ケニアの公式通貨
- タンザニア・シリング(TZS)— タンザニアの公式通貨
- ウガンダ・シリング(UGX)— ウガンダの公式通貨
- ソマリア・シリング(SOS)— ソマリアの公式通貨
これらの国々はいずれも旧イギリス植民地であり、独立後も通貨単位の名称を踏襲しました。また、かつてのオーストリアの通貨「オーストリア・シリング(ATS)」も同じ語源を持ちますが、2002年にユーロに移行して廃止されています。
シリングという語はラテン語の「solidus(金貨)」に由来するとも、古英語の「scilling」に由来するとも言われます。歴史的に広く流通した通貨単位として、経済史・植民地史の文脈でしばしば登場します。
使い方・例文
シリングという語は、通貨の解説やアフリカ旅行・経済記事で用いられます。たとえば「ナイロビの市場での支払いはケニア・シリングが基本だ」のように使われます。
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