ショクブツトビヘビとは?
しょくぶつとびへび
ショクブツトビヘビとは、東南アジアに生息する樹上性のヘビで、体を扁平にして空気を受けながら木から木へと滑空する能力を持つ爬虫類です。
ショクブツトビヘビは、ナミヘビ科クリソペレア属(Chrysopelea)に分類される樹上性のヘビの総称です。インド・スリランカから東南アジア・中国南部にかけて分布し、熱帯雨林の高木地帯に生息します。
最大の特徴は「滑空」能力です。木の枝から飛び降りる際、肋骨を広げて腹部を凹ませ体全体を平たいリボン状に変形させることで揚力を生み出します。S字に体をくねらせながら空中でバランスをとり、最大10メートル以上の距離を滑空することが確認されています。翼膜を持つトカゲや飛膜を持つムササビとは異なる、ヘビ独自の飛行メカニズムとして生物力学の研究対象にもなっています。
体長は種によって異なりますが多くは60〜120センチ程度で、鮮やかな緑・黄・赤の模様が美しく観賞用としても知られます。主にトカゲや小型哺乳類、鳥の卵などを捕食し、木の上で生活のほとんどを過ごします。毒は持っていますが後牙類の弱毒で、人体への危険は低いとされます。
クリソペレア属には5種ほどが知られており、その中でもゴールデントビヘビやパラダイストビヘビが代表的です。
使い方・例文
東南アジアのジャングルツアーや爬虫類の展示イベントで紹介されることがあり、「空飛ぶヘビ」として自然ドキュメンタリー番組でも頻繁に取り上げられます。
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