シャグリーンとは?
しゃぐりーん
シャグリーンとは、エイやサメなどの皮革を加工した粒状の凹凸が特徴的な素材で、装丁・家具・装飾品に使われる高級革素材のことです。
シャグリーン(Shagreen)とは、エイやサメなどの皮を加工した特殊な革素材で、表面に細かな粒状の凹凸(粒紋)があることが大きな特徴です。もともとはトルコ語・ペルシャ語に由来するとされる語で、ヨーロッパには中央アジア・オスマン帝国を経由して伝わりました。
本来のシャグリーンは馬や驢馬(ロバ)の尻の皮を顆粒状に加工したものでしたが、ヨーロッパではエイの皮(特にアカエイなど)が主に使われるようになりました。エイの皮はもともと表面に硬い歯状鱗(小さな突起)が密集しており、これを研磨・染色することで独特の模様と質感が生まれます。緑色に染めたものが特に人気を博し、18〜19世紀のヨーロッパで流行しました。
シャグリーンの主な用途には以下のものがあります。
- 書籍の装丁・製本
- 刀剣の柄や鞘の装飾(日本では「鮫皮(さめかわ)」として刀の柄巻きに用いられた)
- 小箱・宝石箱・煙草入れなどの装飾小物
- 家具・インテリア装飾(特にアール・デコ時代)
アール・デコ(1920〜30年代)のデザインにおいてシャグリーンは特に重用され、エキゾチックで洗練された素材として家具・ランプ・鏡枠などに広く採用されました。現代では天然のエイ皮に加え、合成素材でシャグリーン調のテクスチャを再現したものも多く流通しています。
使い方・例文
アール・デコのアンティーク家具を紹介する文脈や、刀剣の柄の素材説明で「シャグリーン(鮫皮)仕上げ」として登場します。
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