しゃくなげとは?
しゃくなげ
シャクナゲとは、春に大きな花房を咲かせる美しいツツジ科の常緑低木〜高木で、山岳地帯に自生するものから品種改良された園芸種まで多彩な種類があります。
シャクナゲ(石楠花・石南花)は、ツツジ科ツツジ属(Rhododendron)に属する植物の総称で、世界に約1,000種以上が分布し、アジア・ヨーロッパ・北アメリカの山岳地帯を中心に自生しています。日本にもホンシャクナゲ・ハクサンシャクナゲ・アズマシャクナゲなど複数の固有種・自生種があり、高山帯や亜高山帯の森林に多く見られます。
シャクナゲの最大の特徴は大型の花房(花序)です。1つの枝先に10〜20輪以上の花が球状に集まって咲き、白・ピンク・赤・紫など色とりどりの華やかな花姿から「高山植物の女王」とも称されます。開花時期は品種によって異なりますが、多くは4〜6月ごろです。
シャクナゲの主な種類と特徴は以下のとおりです。
- 西洋シャクナゲ(セイヨウシャクナゲ):ヨーロッパで品種改良された園芸品種群。色や花形が豊富で庭木として最もよく流通している
- ホンシャクナゲ:日本固有種。関東以西の山地に自生し、白〜薄紅色の花をつける
- ヤクシマシャクナゲ:屋久島固有の矮小種で、高山帯に群落を形成する
シャクナゲは酸性土壌を好み、乾燥に弱い性質があります。観賞価値が高いため植物園・公園・庭園の植栽として人気がありますが、葉や花には毒性成分(グラヤノトキシンなど)が含まれるため、誤食には注意が必要です。
使い方・例文
登山で亜高山帯に差し掛かったとき、群落をなして咲くシャクナゲの花に出会う場面や、庭に植えた西洋シャクナゲが春に色鮮やかに開花する場面でよく登場します。
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