シムとは?
しむ
シムとは、機械部品の隙間(クリアランス)を調整するために挟み込む薄い板状・リング状のスペーサーで、精密な位置決めや締結に使われる部品です。
シム(shim)は、機械や構造物の部品間に生じるわずかな隙間を埋めたり、部品同士の位置関係を微細に調整したりするために使われる薄い詰め物(スペーサー)です。金属(鋼・真鍮・ステンレスなど)やプラスチック、各種素材で作られ、板状・リング状・テーパー(くさび)状など多様な形状があります。
シムが使われる主な目的は以下のとおりです。
- 軸受けや歯車の軸方向の遊び(アキシャルクリアランス)を調整する
- 部品の組み付け高さや面合わせを正確に揃える
- ボルト締結時の締め代・プリロードを最適化する
- 熱膨張・摩耗による隙間の変化を補正する
厚さが0.01mm単位で揃えられた「シムセット」が工業用に多く販売されており、必要な枚数を重ねて使うことで任意の厚さを実現できます。
自動車のエンジン(バルブクリアランス調整)や変速機、精密工作機械のスライド機構、建築物の基礎据え付けレベル調整など、精度が要求されるあらゆる場面で使われています。一般には目立たない部品ですが、機械の精度と寿命を左右する重要な役割を担っています。
使い方・例文
「エンジンのバルブクリアランスが規定値より広くなっていたため、適切な厚さのシムに交換して調整した。」
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