シタールとは?
したーる
シタールとは、インド古典音楽を代表する長い棹をもつ撥弦楽器で、共鳴弦と演奏弦が組み合わされた複雑な構造を持ちます。
シタールは、北インドのヒンドゥスターニー音楽を代表する弦楽器です。全長は約1.2mに及ぶ長い棹と、ひょうたんを加工した共鳴胴を組み合わせた独特の構造をしています。弦は大きく分けて「演奏弦(メインストリング)」と「共鳴弦(タラーフ)」に分かれ、演奏弦をはじいた際に共鳴弦が振動することで、独特の豊かな余韻と倍音を生み出します。
フレットは弓状に曲がった金属製で、棹に固定されておらず微調整が可能です。これにより、インド音楽特有の「ミーンド」(弦を横に引っ張って音程を滑らかに変化させる技法)が実現します。調律には「ラーガ」(旋律の型)に応じた独自の体系が用いられます。
シタールの歴史は15〜16世紀ごろまでさかのぼるとされ、ムガル帝国時代に宮廷音楽として発展しました。20世紀に入ると、演奏家のラヴィ・シャンカルがジョージ・ハリスンらとの交流を通じて西洋に広め、サイケデリック音楽やロックにも影響を与えました。
現在はインド古典音楽の主要楽器として国際的に認知されており、世界各地で演奏が行われています。
使い方・例文
インド古典音楽のコンサートや、1960年代のビートルズ楽曲「ノルウェーの森」でシタールの音色を聴くことができます。
この用語をシェア
最終更新: