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ラーガとは?

らーが

ラーガとは、インド古典音楽における旋律の骨格となる音階・音型・感情の体系で、即興演奏の基盤となるものです。

ラーガ(Raga)は、インド古典音楽の根幹をなす概念で、単なる音階以上の意味を持ちます。サンスクリット語で「色彩」「情熱」「感情」を意味する語に由来し、特定の音の選択・上行・下行のパターン・装飾音・リズムの特徴・そして演奏すべき時間帯や季節までを含む複合的な音楽規則の体系です。

ラーガの構成要素は以下のように整理できます。

  • ヴァーディ・サンヴァーディ:最も重要な音(主音)と次に重要な音の関係
  • アーロハ・アヴァローハ:上行音型と下行音型(必ずしも対称でない)
  • ガマカ:音と音のつなぎ方・装飾音の奏法
  • ラサ(感情):各ラーガが喚起する情感(愛・勇気・悲哀・平和など)

北インド(ヒンドゥスターニー音楽)と南インド(カルナーティック音楽)でラーガの体系は異なりますが、いずれも演奏者が基本的な枠組みの中で即興的に音楽を展開する点が特徴です。朝のラーガ・夜のラーガ・雨季のラーガなど、演奏時間や季節と結びついたものも多く、演奏環境との調和が重視されます。

20世紀以降、ラヴィ・シャンカルらによって世界に紹介され、ビートルズのジョージ・ハリスンがシタールをポップミュージックに取り入れたことで国際的な注目を集めました。インド古典音楽は2010年にユネスコ無形文化遺産に関連する形で評価されており、ラーガはその中心にある芸術的概念です。

使い方・例文

「シタール奏者はラーガ・ヤマンの音型に従い、夕暮れ時の演奏会で即興の旋律を40分にわたって展開した。」

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