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シクロラマとは?

しくろらま

シクロラマとは、劇場の舞台奥に設置される半円形または全周型の大きな曲面幕(または壁)で、空や広大な背景を表現するために用いられる舞台装置です。

シクロラマ(Cyclorama)とは、劇場の舞台後方に設置される大型の湾曲した幕または壁状の装置です。語源ギリシャ語の「サイクロス(cyclos:円)」と「ホラマ(horama:眺め)」の合成語で、「全周パノラマ」を意味します。略して「サイク(Cyc)」とも呼ばれます。

シクロラマは白またはニュートラルカラー素材で作られており、照明を当てることで空・夕焼け・夜空・遠景などを自在に表現することができます。その湾曲した形状により、客席側から見たときに端が見えにくく、広大な空間の広がりを感じさせる効果を生み出します。

シクロラマの主な特徴と用途は以下の通りです。

  • 照明の色や強度を変えることで時間帯・天候・季節を表現できる
  • プロジェクターと組み合わせて映像を投影する背景幕としても機能する
  • ダンス・バレエ・ミュージカル・オペラなど多様な舞台で使用される
  • テレビスタジオや映像撮影でも背景処理のために広く活用される

映像制作の分野では、グリーンバックやブルーバックのシクロラマが合成(クロマキー)撮影に使われることも多く、舞台芸術だけでなく映像・広告・写真撮影の現場でも欠かせない設備となっています。現代の大型劇場では常設のシクロラマが備わっていることが多く、舞台空間の奥行きを演出する基本的な装置として位置づけられています。

使い方・例文

「舞台後方のシクロラマに青い照明を当てることで、背景が広大な空に見え、開幕の夜明けシーンが幻想的な雰囲気を醸し出していた」という形で舞台設計や演出の解説に使われます。

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