サーモクラインとは?
さーもくらいん
サーモクラインとは、水温が急激に変化する水中の境界層のことで、ダイビング中に視界のゆらぎや温度変化として体感できます。
サーモクライン(Thermocline)とは、海洋や湖の中で、水温が急激に変化する層のことです。「サーモ(thermo=熱)」と「クライン(cline=傾斜)」を組み合わせた用語で、日本語では「躍層(やくそう)」とも呼ばれます。
水は温度によって密度が変化し、暖かい水は軽く上層に、冷たい水は重く下層に分布します。太陽光で温められた表層水と深層の冷たい水の間に、温度が急激に下がる境界層が形成されるのがサーモクラインです。その厚さはわずか数メートルから十数メートル程度のことが多く、海域や季節によって深さが異なります。
ダイビングでサーモクラインを通過すると、以下の現象が現れます。
- 水温が数度から十数度一気に下がる(保温性の低いウェットスーツでは急激に寒く感じる)
- 密度の異なる水が接する境界で光が屈折し、視界がゆらいで見える(蜃気楼のような効果)
- 浮力が変化するため、BCの調整が必要になることがある
海洋生態学的にも、サーモクラインは重要な役割を果たしています。栄養塩が豊富な深層水と表層水の混合が起こりにくいため、プランクトンの分布や魚類の生息深度に大きく影響します。ダイビングの計画時には、現地のサーモクライン情報を確認することが推奨されます。
使い方・例文
ダイビング中に突然視界がゆらいで水温が一気に下がった場合、サーモクラインを通過したサインです。
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