サンギンとは?
さんぎん
サンギンとは、気質や性格を表す語で、楽観的・快活・情熱的な傾向を示し、西洋の四体液説に由来する「多血質」に相当する気質です。
サンギン(sanguine)は、英語・フランス語などで「楽観的な」「明るく快活な」という意味で使われる形容詞で、人の気質・性格を描写する際に用いられます。芸術・文化の文脈では、西洋の伝統的な人間類型論である「四体液説(四気質論)」における気質のひとつを指すことが多いです。
四体液説は古代ギリシャの医師ヒポクラテスらが提唱し、中世以降のヨーロッパで広く信じられた理論です。この説では、人体に流れる4種類の体液(血液・黄胆汁・黒胆汁・粘液)のバランスが性格を決めると考えました。サンギンは「血液(ラテン語: sanguis)」が優勢な気質とされ、次のような特徴で描かれます。
- 楽観的で物事を前向きにとらえる
- 社交的で人付き合いがよく、表情豊か
- 熱しやすく冷めやすい面がある
- 即興的・自発的な行動を好む
- 芸術的感受性が高い
芸術の世界では、中世・ルネサンスの絵画においてサンギン的人物が赤みがかった顔色・明るい外見で描かれることがありました。また、「サンギン」はコンテやチョークの一種である「赤チョーク(赤いクレヨン状の描画材)」を指す美術用語としても使われます。現代語としても「サンギンな見通し」のように楽観的なニュアンスで用いられることがあります。
使い方・例文
美術史の解説や西洋の人物描写で「彼はサンギンな気質の持ち主で、つねに周囲を明るくした」のように登場します。
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