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サトラップとは?

さとらっぷ

トラップとは、古代ペルシャ帝国(アケメネス朝)において各地方を統治した総督のことで、広大な領土を管理するための地方行政官を指します。

トラップ(satrapy / satrap)とは、古代ペルシャ帝国、特にアケメネス朝紀元前550年頃〜紀元前330年頃)において各地方州(サトラピー)を統治した地方総督のことです。ペルシャ語の「クシャサ・パーワン(王国の守護者)」に由来し、ギリシャ語を経て「サトラップ」という形で広まりました。

アケメネス朝ペルシャは東は現在のインド・パキスタン国境から西は現在のバルカン半島・エジプトに至る広大な帝国を形成しており、その統治のために領土をおよそ20〜30のサトラピー(州)に分け、各州にサトラップを置きました。サトラップの主な役割は以下の通りです。

  • 徴税と貢物の取りまとめ
  • 地方の治安維持と軍事力の管理
  • 王の命令の実施・法の執行
  • 外交交渉の一部を担う

サトラップは大きな権限を持つ一方、王が派遣する「王の目・耳」と呼ばれる監察官によって監視され、権力の乱用が抑制されていました。著名なサトラップにはダレイオス1世の時代に活躍した多くの有力者がおり、中にはアレクサンドロス大王の東方遠征後に征服地の統治を継続したサトラップもいます。

現代では「サトラップ」は歴史・政治学の文脈で用いられるほか、比喩的に「上位の権力に従属しながら特定地域を支配する人物」を指す言葉としても使われることがあります。

使い方・例文

「アケメネス朝ペルシャの各サトラップは、王から任命されて地方の徴税・行政・軍事を一手に担いました」のように、古代史の解説で登場します。

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