ゴールデンセクションとは?
ごーるでんせくしょん
ゴールデンセクションとは、ある線分をおよそ1対1.618の比率で分割する黄金比のことで、美的調和をもたらす比率として古来より芸術・建築・デザインに用いられてきた概念です。
ゴールデンセクション(黄金分割、英:golden section)とは、ある線分を二つに分けたとき、「長い部分と短い部分の比」が「全体と長い部分の比」に等しくなるような比率を指します。この比率は約1.618:1となり、ギリシャ文字のφ(ファイ)で表されます。
- φ ≈ 1.6180339...(無理数)
- フィボナッチ数列(1, 1, 2, 3, 5, 8, 13...)の連続する二項の比は、項が大きくなるにつれてφに近づきます。
- 黄金比で作られた長方形(黄金長方形)は、正方形を取り除いた残りが再び黄金長方形になるという自己相似性を持ちます。
ゴールデンセクションは古代ギリシャの建築家や彫刻家によって意識的・無意識的に活用されてきたとされています。パルテノン神殿の外観比率や、レオナルド・ダ・ヴィンチの「ウィトルウィウス的人体図」などに黄金比が見出されると言われてきました。ただし、すべての事例が意図的に使用されたかどうかについては学術的な議論もあります。
現代でも印刷物のレイアウト、ロゴデザイン、写真の構図(三分割法はその近似)、ウェブデザインなど幅広い分野で美しい比率の指針として活用されています。自然界においても植物の葉の配列(葉序)や花弁の配置に黄金比に近い構造が現れることが知られており、普遍的な美の法則として広く参照されます。
使い方・例文
グラフィックデザイナーがロゴやポスターのレイアウトを設計する際に、要素の配置や余白をゴールデンセクションの比率に従って決定し、視覚的な安定感と美しさを追求する場面でこの概念が用いられます。
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