コーラル(赤珊瑚)とは?
こーらる
コーラル(赤珊瑚)とは、深海に生息する珊瑚虫の骨格から採れる有機宝石で、鮮やかな赤〜桃色が特徴です。
コーラル(珊瑚)は、刺胞動物門に属する珊瑚虫の骨格が積み重なってできた有機性の宝石素材です。宝石として利用される主な種類は赤珊瑚(Corallium rubrum およびCorallium japonicum など)で、深さ数十〜数百メートルの海底に生育します。
成分は主に炭酸カルシウム(方解石・アラゴナイト)で、有機色素(カロテノイドなど)が赤〜橙色の発色を担っています。色の種類は以下のように分けられます。
- 牛血(さんご色):最高級とされる深みのある赤
- 桃珊瑚(モモ珊瑚):薄いピンク〜桃色
- 白珊瑚:白〜クリーム色
- 黒珊瑚:コンキオリンを主成分とする黒色種
モース硬度は3〜4と柔らかく、酸に弱いため取り扱いに注意が必要です。日本では土佐(高知県)や房総沖が主要な漁場として知られており、地中海産のCorallium rubrum とともに国際的に評価されています。
過剰採取による資源枯渇が問題となっており、CITES(ワシントン条約)による規制を受ける種もあります。染色・樹脂含浸などの処理品や模造品(プラスチック、貝、ガラス等)が多く流通するため、購入時には出所の確認が重要です。
使い方・例文
赤珊瑚は日本では古来より縁起物として珍重され、帯留めや根付、指輪などの伝統的なジュエリーに用いられてきました。現在も高知県や長崎県の珊瑚漁師により採取が行われています。
この用語をシェア
最終更新: