コーベルとは?
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コーベルとは、建築において壁や柱から突き出して上部の構造物を支える持ち送り状の部材のことです。
コーベル(corbel)とは、建築において壁面や柱から水平方向に突き出した形状の部材で、その上にある床・アーチ・梁・張り出し部分などの荷重を支える構造要素です。日本語では「持ち送り(もちおくり)」や「受け台」とも呼ばれます。
コーベルは古代から世界各地の建築に見られ、素材も石・煉瓦・木材・コンクリートなど様々です。その仕組みは梃子(てこ)の原理に似ており、壁に埋め込まれた部分が支点となり、突き出た部分で重さを受けます。複数のコーベルを階段状に積み重ねて徐々に張り出させる「コーベルアーチ」や「コーベルヴォールト」は、真のアーチが発達する以前の古代文明でも使われた技術です。
中世ヨーロッパのゴシック建築やロマネスク建築では、城の石壁からせり出したコーベルが床や塔を支える構造として多用されました。また、城塞建築ではコーベルの上に張り出した胸壁(バトルメント)を設け、防衛機能を持たせる事例も多く見られます。
装飾的な役割も重要で、コーベルには人物・動物・植物・幾何学模様などの彫刻が施されることが多く、建物のデザインを豊かにする要素となっています。現代建築でも、張り出しバルコニーや庇(ひさし)の支持構造としてコーベルの概念は引き継がれています。
使い方・例文
「中世の城館の外壁をよく見ると、壁から突き出したコーベルの上に小塔や出窓が設けられており、装飾と構造の両方を兼ねているのがわかる」という場面で登場します。
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