コントロアルトとは?
こんとろあると
コントロアルトとは、声楽における女声の最低音域を担う声種で、アルトの中でも特に深く豊かな低音が特徴です。
コントロアルト(Contralto)は、女声声種の中で最も音域が低いパートです。イタリア語で「アルトに対して」を意味し、ソプラノ・メゾソプラノに次ぐ(あるいはそれより低い)声域を指します。日本ではコントラルトとも表記されます。
音域の特徴として、一般的にF3(ヘ音・中央ドより下のF)からE5(ホ音)程度をカバーするとされますが、優れたコントロアルト歌手はさらに広い音域を持ちます。声質は深く温かみがあり、しばしば「ビロードのような」と表現される豊かな音色が魅力です。
西洋クラシック音楽の歴史において、コントロアルトの声種は特定の役柄や表現に用いられてきました。オペラでは老婆・魔女・母親など貫禄のある役を担うことが多く、オラトリオやカンタータでは荘厳な雰囲気を演出する声部として重視されます。
純粋なコントロアルトの歌声は非常に希少とされ、歴史的にはマリアン・アンダーソンやキャスリーン・フェリアーといった歌手が代表的存在として知られています。現代では「メゾソプラノ」に分類される歌手がコントロアルトの役を担うこともあります。
使い方・例文
オペラでコントロアルトの歌手が舞台に登場すると、ほかの声種とは異なる深い響きが客席に広がります。合唱ではアルトパートの最低音域を支える声として欠かせない存在です。
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