コレットとは?
これっと
コレットとは、工具や部品を固定するために使われるスリーブ状の締め付け治具で、主に旋盤やフライス盤などの工作機械で工具を保持するために用いられます。
コレット(Collet)とは、円筒形または円錐形のスリーブ状の金属部品で、内側に工具の軸や加工物を差し込み、外側から締め付けることで均一に挟み込んで固定する締め付け機構のことです。主に工作機械において、ドリルやエンドミルなどの切削工具をスピンドル(主軸)に取り付けるために使われます。
コレットの基本的な構造は、軸方向にスリットが入った弾性変形可能な金属スリーブで、テーパー形状のナットや本体で締め付けることにより内径が縮小し、工具軸を強固かつ同心精度よく把握します。この均一な締め付けにより、ドリルチャックと比較して高い同心精度(振れ精度)が得られるのが最大の特長です。
コレットの種類と特徴は以下の通りです。
- ER型コレット:最も広く普及しており、一定範囲内の異なる軸径に対応できる
- ストレート型コレット:特定の軸径に最適化されており、把握力が高い
- 5Cコレット:旋盤の加工物把握に多く使われる規格
- ピンせット型コレット:時計や精密機器の部品把握に使用される小型のもの
コレットは精密加工の現場において不可欠な部品であり、高速回転時の振れを最小化することで加工精度の向上と工具寿命の延長に貢献します。選定の際は対象工具の軸径とコレットの規格(ER16、ER32など)を正確に合わせることが重要です。
使い方・例文
マシニングセンタでエンドミルを取り付ける際にコレットが使われ、ER型コレットとコレットナットで工具軸を均一に締め付けることで高い精度の加工が実現します。
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