本文へスキップ

コムズとは?

こむず

コムズとは、中央アジアキルギスに伝わる三弦の撥弦楽器で、キルギスの民族音楽を代表する伝統楽器です。

コムズ(Komuz)は、キルギス共和国を中心とした中央アジアに伝わる伝統的な撥弦楽器です。共鳴胴・ネック・弦が一体に削り出された木製の楽器で、長さはおよそ80〜90センチメートル、弦は三本張られています。弦はかつて動物の腸や腱で作られていましたが、現代ではナイロン製が多く使われています。

演奏は指で弦をはじいたり、擦ったりして行います。奏者は通常、楽器を水平または斜めに保持し、複数の奏法(ピチカート・スラップなど)を組み合わせて独特の響きを生み出します。コムズの音楽は単音のメロディーだけでなく、倍音や開放弦を駆使した多声的な表現も特徴です。

コムズはキルギスの口承文学である叙事詩「マナス」の語り(マナスチ)に伴奏として使われるなど、民族文化と深く結びついています。キルギスでは「コムズの音は魂の言葉」とも言われ、国民的な誇りの象徴となっています。2017年にはユネスコ無形文化遺産に登録され、国際的にも注目を集めています。近年は現代音楽との融合も試みられ、世界の音楽シーンにも少しずつ紹介されています。

使い方・例文

「キルギスの民族音楽フェスティバルでは、コムズの独奏が観客を魅了した」「コムズはギターに似た外見を持ちながら、独自の奏法と倍音表現でまったく異なる音世界を生み出す」のように使われます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語