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コプト綴じとは?

こぷととじ

コプト綴じとは、背表紙を使わずに糸で本文ページを連結する古代エジプト由来の伝統的な製本技法です。

コプト綴じとは、糊や背表紙を用いずに糸だけでページを綴じる製本技法で、本を完全に平らに開くことができるのが最大特徴です。「コプト」の名称は、エジプトキリスト教徒(コプト教徒)がこの製本法を発展させたことに由来します。

歴史的には3世紀から4世紀ごろの古代エジプトで生まれたとされ、写本製作に広く使われました。製本の手順は、折り丁(折りたたんだ紙の束)を複数重ね、各折り丁の背に穴を開けて糸を通し、チェーンステッチと呼ばれる連鎖縫いで束同士を結合していきます。この工程の特性上、背の部分に糸目が露出し、それ自体が装飾的な表情を生み出します。

コプト綴じの主な特徴は以下の通りです。

  • 本を180度以上開いても背が割れにくい
  • 糸の縫い目が背に見えており、工芸的な美しさがある
  • 糊を使わないため、乾燥・湿気に比較的強い
  • 手製本・アート系ブックアート作品によく採用される

現代では製本芸術の分野で再評価されており、手帳・スケッチブック・アーティストブックなどに応用されています。

使い方・例文

コプト綴じで作られたスケッチブックは、見開きいっぱいに絵を描くときでもページが完全に平らになるため、イラストレーターや画家に重宝されます。背の糸目が装飾として見えるため、ハンドメイド製本の作品展でも人気の技法です。

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