コプト教会とは?
こぷときょうかい
コプト教会とは、エジプトを発祥とする古代キリスト教の伝統を受け継ぐ東方キリスト教の教会で、コプト正教会とも呼ばれます。
コプト教会(Coptic Church)は、エジプトおよびその周辺地域を拠点とするキリスト教の一派で、正式には「エジプト・コプト正教会」と呼ばれます。「コプト」とはアラビア語でエジプト人を指す言葉に由来し、古代エジプトのキリスト教徒の直系の子孫とされます。
コプト教会は使徒マルコがエジプトのアレクサンドリアでキリスト教を伝えたことを起源とすると伝えられており、1世紀にさかのぼる長い歴史を持ちます。451年のカルケドン公会議において、キリストの神性と人性の関係をめぐる神学論争(単性論問題)でローマ・コンスタンティノープルと袂を分かち、独自の神学体系(ミアフィシティズム)のもと発展を続けました。
コプト教会の主な特徴は以下のとおりです。
- 典礼言語にコプト語(古代エジプト語の後継言語)を用いる
- アレクサンドリア総主教(コプト教皇)を最高指導者とする
- 独自の修道制度を持ち、エジプトの砂漠修道院が信仰の中心地のひとつ
- エジプト国内でキリスト教徒の約90%以上を占めるとされる
現在もエジプトのほかエチオピア・エリトリア・スーダンや、海外移民コミュニティに信者が存在します。歴史的にイスラム圧政や迫害に直面してきた一方、古代キリスト教の伝統を現代に伝える貴重な存在として世界から注目されています。
使い方・例文
エジプト・カイロの歴史地区にある「ハンギング・チャーチ(聖母マリア教会)」はコプト教会の代表的な礼拝堂として観光地でもあり、コプト教の文化を学ぶ場として紹介されます。
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