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コバンザメ科とは?

こばんざめか

コバンザメ科とは、頭部に吸盤状の器官を持ち、大型の魚類や海洋動物に吸着して生活するスズキ目の海水魚グループです。

コバンザメ科(学名:Echeneidae)は、スズキ目に属する海水魚の科で、英語では「remora(レモラ)」と呼ばれます。名前に「ザメ」が付きますが、サメとは全く異なる硬骨魚類であり、サメに吸着する習性があることから「コバン小判)ザメ」と称されるようになりました。

最大の特徴は、頭部の背面にある楕円形の吸盤(吸着板)です。これは第一背びれが変形したもので、多数の横板状の構造が並んでおり、この板を持ち上げることで負圧が生じ、宿主の体表にしっかりと吸着します。宿主から離れることも自由にでき、必要に応じて移動します。

コバンザメ科には世界で約8種が含まれ、主な宿主はサメ類、エイ類、クジラ、イルカ、ジンベエザメ、カメ、さらには船底などです。宿主の食事の残り物や寄生虫を食べることで利益を得ており、宿主との関係は片利共生または相利共生とされています。宿主の皮膚に付着した寄生虫を除去することで宿主にも恩恵をもたらす場合があります。

世界中の温帯〜熱帯海域に広く分布しており、コバンザメ(Echeneis naucrates)は最もよく知られた種です。古来より漁師が紐に結んで放ち、大物の魚やウミガメを捕まえる漁法に利用されてきた文化も存在します。

使い方・例文

ダイビングや水族館でサメやジンベエザメの体表に小魚がくっついている場面を見たとき、その魚がコバンザメ科の一種です。海洋生物の共生関係を解説する教材によく登場します。

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