本文へスキップ

コデックスとは?

こでっくす

コデックスとは、古代・中世に使われた冊子形式の書物で、現代の本の原型となった記録媒体です。

コデックス(Codex)とは、複数の紙葉や羊皮紙を束ねて綴じた冊子形式の書物を指します。古代ローマ時代に発展し、それまで主流だった巻物(スクロール)に代わって広まりました。

構造上の特徴として、ページをめくる形式のため特定箇所への参照が容易であること、両面に書けるため情報量が多いこと、携帯性に優れることが挙げられます。これらの利便性からキリスト教写本制作に積極的に採用され、中世ヨーロッパの修道院文化を通じて知識の保存と伝達に大きく貢献しました。

コデックスの主な種類には次のようなものがあります。

  • パピルスコデックス:古代エジプト産のパピルスを使用したもの
  • 羊皮紙コデックス:動物の皮を薄く加工した素材を使ったもの
  • 彩飾写本:金や顔料で装飾された豪華な宗教・王室向け書物

印刷技術が発達した後も、この冊子形式は継承されて現代の書籍の基本形となっています。考古学・書誌学の分野ではとくに古代文明の文字資料を指す術語としても用いられます。

使い方・例文

マヤ文明の記録を伝える「ドレスデン・コデックス」や「マドリード・コデックス」は、現存するマヤのコデックスとして世界的に著名な資料です。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語