コックピットボイスレコーダーとは?
こっくぴっとぼいすれこーだー
コックピットボイスレコーダーとは、航空機のコックピット内で交わされる乗務員の会話や無線通信音声を連続記録する装置で、事故調査に活用されるものです。
コックピットボイスレコーダー(Cockpit Voice Recorder、略称:CVR)とは、航空機の操縦室内における乗務員の会話・管制官との無線交信・操作音・環境音などを連続的に記録し続ける装置のことです。フライトデータレコーダー(FDR)と並ぶ「ブラックボックス」の一種で、外観は同様にオレンジ色をしています。
CVRが記録する主な音声チャンネルには以下が含まれます。
- 機長席のヘッドセットマイクロフォン
- 副操縦士席のヘッドセットマイクロフォン
- 客室乗務員インターフォンや地上との通信
- コックピット内の環境音(エリアマイクロフォン)
環境音チャンネルは特に重要で、エンジン音の変化、警告音・チャイム・スイッチ操作音なども捉えます。記録時間は規制によって異なりますが、最近の標準では最低25時間の記録保持が求められています(古い機体は30分のものも存在します)。
CVRの音声は事故発生時のクルーリソースマネジメント(CRM)の状況や、異常発生の経緯を解明する上で重要な情報源となります。プライバシー保護の観点から、CVRのデータは原則として事故調査以外の目的には使用できません。
使い方・例文
重大インシデントの調査において、CVRの音声記録を解析することで、機長と副操縦士がどのようなコミュニケーションをとり、どの時点でどんな判断を下したかが明らかになります。
この用語をシェア
最終更新: