ケプラー宇宙望遠鏡とは?
けぷらーうちゅうぼうえんきょう
ケプラー宇宙望遠鏡とは、NASAが2009年に打ち上げた宇宙望遠鏡で、太陽系外惑星を系統的に探索するために設計された観測衛星です。
ケプラー宇宙望遠鏡(Kepler Space Telescope)は、NASAが2009年3月に打ち上げた太陽系外惑星探索専用の宇宙望遠鏡です。惑星運動の法則を発見した17世紀のドイツの天文学者ヨハネス・ケプラーにちなんで命名されました。2018年10月に燃料切れで運用を終了するまで、約9年半にわたって膨大な観測データを蓄積しました。
ケプラーが用いた観測手法は「トランジット法(食検出法)」です。恒星の前を惑星が横切る(トランジット)際にわずかに減光する変化を精密に捉え、惑星の存在と大きさを推定します。直径が約1.4mの主鏡を持つ光度計として機能し、はくちょう座からこと座にかけての特定の視野(最初の運用では固定視野)にある約15万個以上の恒星を同時に監視しました。
ケプラーの主な成果をまとめると次の通りです。
- 2018年の運用終了時点で2600個以上の太陽系外惑星を確認(候補を含めるとさらに多数)
- 地球に似たサイズの惑星や、ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)内の惑星の発見
- 惑星の分布・多様性・頻度に関する統計的知見を初めて大規模に提供
- 「スーパーアース」や「ミニネプチューン」など新たな惑星カテゴリの認識への貢献
後継機であるTESS(テス衛星)に引き継がれたケプラーの遺産は、系外惑星天文学の基盤となっており、現在もアーカイブデータから新たな発見が生まれ続けています。
使い方・例文
「太陽系外惑星は宇宙に無数に存在する」という認識が広まったのはケプラー宇宙望遠鏡の功績によるところが大きく、現在では銀河系だけで数千億個規模の惑星が存在すると推定されています。
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