グード図法とは?
ぐーどずほう
世界地図の歪みを減らすために地図を切り開いた(断裂させた)特徴的な形状を持つ等積図法で、20世紀初頭にアメリカで考案されました。
グード図法(Goode's homolosine projection)とは、アメリカの地理学者ジョン・ポール・グード(John Paul Goode)が1923年に考案した地図投影法です。モルワイデ図法とシヌソイダル図法を組み合わせた「ホモロサイン図法」とも呼ばれ、低緯度地域にシヌソイダル図法、高緯度地域にモルワイデ図法を採用することで、全体的な面積の正確さ(等積性)を保ちながら形状の歪みを軽減しています。
最大の特徴は、地図を海洋または陸地の部分で切り開いて(断裂させて)表示する点です。陸地重視版では太平洋・大西洋・インド洋などの海洋部分が切り開かれ、海洋重視版では大陸部分が切り開かれます。この「断裂」により、陸地・海洋それぞれの形状と面積をより正確に保つことができます。
グード図法の主な特徴は以下のとおりです。
- 等積性:各地域の面積比を正確に保つ
- 断裂型表示:海洋または大陸の一部が途切れた外観になる
- 連続性の欠如:切り開かれた部分では地理的な連続性が失われる
- 用途:世界の植生分布・農業・気候などの主題図に多用
グード図法は、一般の世界地図には向きませんが、地球の面積分布を正確に伝えることが重要な学術資料や教育用地図で広く活用されています。世界の陸地が実際にどれほどの割合を占めるかを視覚的に正確に伝えられる点が高く評価されています。
使い方・例文
教科書の世界地図でオレンジの皮をむいて広げたような、海洋に隙間のある独特の形状が見られれば、それはグード図法です。陸地の面積比較に優れており、地理の授業でよく登場します。
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