グリーンハーベストとは?
ぐりーんはーべすと
グリーンハーベストとは、ブドウの品質向上を目的として収穫前に未熟な房を除去する摘房作業のことです。
グリーンハーベスト(Green Harvest)とは、ワイン用ブドウ栽培において、収穫期より数週間から数ヶ月前に未熟なまま青い状態のブドウ房を意図的に除去する農業的手法です。フランス語では「ヴァンダンジュ・ヴェルト(vendange verte)」とも呼ばれます。
この作業の目的は収量を意図的に抑えることにあります。木が養分を注ぎ込むブドウ房の数を減らすことで、残した果実により多くの栄養・水分・糖分が集中し、より凝縮感のある高品質なブドウが得られます。
グリーンハーベストの主な効果は以下の通りです。
- 残存する房の糖度・酸度・フェノール類(タンニンなど)の濃縮
- 果皮と果汁のバランス改善による複雑な風味の向上
- 房の風通しを良くすることで病気リスクの低減
- 熟成の均一化と収穫タイミングの調整
摘房の時期は品種や産地によって異なりますが、一般的に花が咲いた後の結実期から着色期(ヴェレゾン)直前が多いとされます。ただし、この作業は多大な人件費がかかるため、コスト面での課題もあります。高級ワイン産地では標準的な慣行となっており、収量制限が品質を左右する大きな要因の一つとされています。
使い方・例文
ボルドーやブルゴーニュの一流シャトーでは、天候に恵まれた年でもグリーンハーベストを実施し、1ヘクタールあたりの収量を意図的に抑えることで、格付けに見合う品質基準を維持しています。
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