本文へスキップ

クロマトグラフ質量分析計とは?

くろまとぐらふしつりょうぶんせきけい

ロマグラフ質量分析計とは、クロマトグラフィーと質量分析を組み合わせた分析装置で、複雑な混合物中の物質を高感度・高精度で同定・定量します。

ロマグラフ質量分析計(Chromatograph Mass Spectrometer)は、クロマトグラフィーによる物質分離と質量分析計(MS)による分子同定を組み合わせた複合型分析装置です。略称として「GC-MS(ガスクロマトグラフ質量分析計)」や「LC-MS(液体クロマトグラフ質量分析計)」が広く使われます。

動作原理は二段階で構成されます。まずクロマトグラフ部(GCまたはLC)が混合試料を各成分に分離します。次に分離された各成分が質量分析計に導入され、分子をイオン化してから質量対電荷比(m/z)を測定することで分子量や構造情報を得ます。この組み合わせにより「何が入っているか(定性)」と「どれだけ入っているか(定量)」を同時に高精度で解析できます。

主な応用分野には以下のものがあります。

  • 環境分析:水質・大気・土壌中の残留農薬・ダイオキシン類の検出
  • 食品安全:食品中の農薬残留・食品添加物・異臭成分の分析
  • 法科学・ドーピング検査:薬物・毒物の痕跡検出
  • 製薬・臨床:医薬品の品質管理や血中薬物濃度の測定

ppbからpptレベルの極微量物質を検出できる高感度が最大の強みで、現代の分析化学において中心的な役割を担う装置のひとつです。

使い方・例文

食品の農薬残留検査や競技スポーツのドーピング検査で選手の血液・尿を分析する際に、クロマトグラフ質量分析計が使われています。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語