クロヒョウとは?
くろひょう
クロヒョウとは、ヒョウやジャガーにおける黒色型(メラニズム)の個体を指す通称で、独立した種ではありません。
クロヒョウとは、ネコ科の大型動物であるヒョウ(Panthera pardus)やジャガー(Panthera onca)に生まれる黒色型の個体を指す一般的な呼称です。独立した種や亜種ではなく、体色を決めるメラニン色素が過剰に産生される「メラニズム」と呼ばれる遺伝的変異によって生じます。
一見すると全身が真っ黒に見えますが、光の当たり方によっては通常のヒョウやジャガーと同じロゼット(花形の斑紋)が確認できます。これを「幽霊模様」と呼ぶこともあります。メラニズムは優性遺伝子(ジャガーの場合)または劣性遺伝子(ヒョウの場合)によって引き起こされます。
クロヒョウはアジアの熱帯雨林やアフリカの一部地域で比較的多く見られます。特に日光の少ない密林では黒い体色が保護色として機能するため、その地域個体群では出現率が高い傾向があります。
通常色の個体と黒色型の個体は同じ種であるため、自然界では同じ親から両方のタイプが生まれることもあります。クロヒョウは神秘的な外見から多くの文化で特別な存在として扱われ、漫画・映画・スポーツチームのマスコットなど、幅広い文脈で象徴的に用いられています。
使い方・例文
マレーシアのタマン・ネガラ国立公園では、クロヒョウの目撃情報が比較的多く、研究者の注目を集めています。
この用語をシェア
最終更新: