クロテッドクリームとは?
くろてっどくりーむ
クロテッドクリームとは、生乳をゆっくり加熱して表面にかたまらせた濃厚なクリームで、イギリスのスコーンに欠かせない伝統的な乳製品です。
クロテッドクリーム(clotted cream)は、新鮮な生乳(または生クリーム)を低温でゆっくりと長時間加熱し、表面に濃縮したクリームを浮かび上がらせて作る伝統的なイギリスの乳製品です。脂肪分は55〜65%以上と非常に高く、バターよりもなめらかで生クリームよりも固い、独特の食感が特徴です。
製法の起源はイングランド南西部のデヴォン州とコーンウォール州とされ、両地域では現在もEU(英国)の地理的表示保護の対象となっています。伝統的な製法では、搾り立ての全乳を浅い金属皿に入れ、55〜65℃程度の低温で8〜12時間ほどゆっくり加熱します。その後、冷却することでクリーム層が表面に「凝固(clot)」し、すくい取って製品にします。
クロテッドクリームの主な特徴は次のとおりです。
- 淡いベージュ〜黄色がかった独特の色と表面の皮
- 濃厚でリッチな風味とほのかな甘み
- スプーンで形が保てるほどの固さ
- バターのように水分と油脂が分離しない安定した乳化状態
最もよく知られる食べ方は「クリームティー」と呼ばれるアフタヌーンティーの一形式で、スコーンにクロテッドクリームとジャムを乗せて紅茶とともにいただきます。デヴォン式ではクリーム→ジャムの順に塗り、コーンウォール式ではジャム→クリームの順に塗るという文化的な論争があることでも知られています。
使い方・例文
アフタヌーンティーでは焼きたてのスコーンにクロテッドクリームとイチゴジャムをたっぷり乗せていただくのが定番のスタイルです。
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