クロスプロセスとは?
くろすぷろせす
クロスプロセスとは、フィルムの種類と異なる現像液を意図的に使うことで生まれる、独特の色彩と高コントラストな仕上がりが特徴の写真技法です。
クロスプロセス(Cross Process)とは、ネガフィルム用の現像液(C-41)でリバーサルフィルム(スライドフィルム)を現像したり、逆にリバーサル用現像液(E-6)でネガフィルムを現像したりするなど、フィルムの規格と異なる現像プロセスを意図的に組み合わせる写真技法です。
通常のフィルム現像では、フィルムの種類に合った専用の現像液を使うことで正確な色再現を目指します。しかしクロスプロセスでは意図的に「不正解」の現像液を使うことで、予測不可能な色調のずれ、極端に高いコントラスト、特定の色域の強調や転換などが生じ、人工的でサイケデリックな色彩効果が得られます。
クロスプロセスによって生まれる主な視覚的効果は以下のとおりです。
- 青みがかった影部分とグリーンやイエローが強調されたハイライト
- 全体的に極端に高いコントラスト
- シャドウ部の色転び(オレンジ・グリーンなど)
- フィルムや組み合わせによって結果が異なる予測不能な偶然性
1980〜90年代にファッションや音楽雑誌の写真でよく使われ、一種のスタイルとして定着しました。現在ではデジタルカメラのピクチャースタイルや画像編集ソフトのフィルターとして「クロスプロセス風」加工が再現でき、独特のレトロポップな雰囲気を手軽に演出できます。
使い方・例文
ファッション誌の巻頭グラビアや、ミュージックビデオで人物の肌が青みがかりながらも背景が鮮やかなグリーンになるような独特の色使いの写真が、クロスプロセスの代表例です。
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