リバーサルフィルムとは?
りばーさるふぃるむ
リバーサルフィルムとは、現像するとネガではなくポジ(正像)が直接得られるフィルムで、スライドフィルムとも呼ばれる写真用フィルムです。
リバーサルフィルム(Reversal Film)は、カメラで撮影したフィルムを現像すると、色と明暗が逆転したネガではなく、見た目の色彩をそのまま再現した透明なポジ画像(正像)が直接得られるフィルムです。スライドフィルム、ポジフィルム、またはダイアポジとも呼ばれます。
通常のネガフィルムは現像後にプリント(印画紙への焼き付け)を経てはじめて正像の写真になりますが、リバーサルフィルムはフィルム自体がそのまま正像になります。これはフィルムを現像する工程の途中で化学的に反転(リバーサル)処理を行うためで、この仕組みから「リバーサル」という名前がついています。
リバーサルフィルムの主な特徴は以下のとおりです。
- 色の再現性が高く、鮮やかで忠実な発色が得られる
- 露出の許容幅(ラティチュード)が狭く、正確な露出設定が求められる
- 現像後のフィルムをライトボックスにかざして直接確認できる
- プロジェクターに装填してスクリーンに投影する「スライド上映」に使われた
印刷・出版業界では色の再現性の高さから長年にわたって標準的な素材として使われてきましたが、デジタルカメラの普及とともに業務用途も縮小しました。現在も一部のメーカーが生産を続けており、フィルム写真愛好家の間で根強い人気があります。代表的な製品にコダック・エクタクロームやフジクローム・ベルビアなどがあります。
使い方・例文
プロカメラマンが広告撮影でスタジオのライトボックスにフィルムをかざして色を確認する場面や、昔の家庭でプロジェクターを使って旅行のスライドショーを行う場面で登場します。
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