クロサギ属とは?
くろさぎぞく
クロサギ属は、黒・暗灰色の羽色が特徴のサギ科鳥類のグループで、日本の海岸にも生息します。
クロサギ属(学名:Egretta の一部、またはクロサギ Egretta sacra を代表とするグループ)は、ペリカン目サギ科に属する中型の鳥類です。代表種のクロサギは黒色型と白色型の2つの色彩変異をもつことが有名で、日本では主に九州以南の沿岸岩礁地帯で見られます。
クロサギの黒色型は全身が濃い灰黒色で統一されており、海岸の岩場に溶け込む保護色として機能します。白色型はコサギと似た白い羽色ですが、足の色や体型、生息環境が異なります。両型は同じ種で、遺伝的に決まると考えられており、地域によって黒色型と白色型の比率が異なります。
体長は58〜65センチメートルほどで、岩礁・砂浜・干潟などの海岸環境に生息します。採食は岩の上をゆっくり歩きながら魚・甲殻類・貝類などを嘴で素早く突き刺す方法が典型的です。翼を広げて水面に影を作り、魚を誘い込む「傘さし採食」と呼ばれる行動も一部で観察されています。
繁殖期には顔の裸出部が青緑色に変化し、長い飾り羽が現れます。日本では主に留鳥として見られ、南西諸島に多く生息しますが、本州太平洋岸でも越冬個体や繁殖記録があります。近年は海岸開発による生息地減少が課題となっています。
使い方・例文
沖縄や伊豆諸島の岩場の海岸を歩いていると、岩の上に佇む黒い鳥を見かけることがあります。その姿がクロサギで、全身黒一色で岩礁に擬態するように静止しているのが印象的です。
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