クロコスミア属とは?
くろこすみあぞく
クロコスミア属とは、アヤメ科の球根植物の一群で、南アフリカ原産の夏咲き球根として知られ、鮮やかなオレンジや赤の花が特徴的です。
クロコスミア属(学名:Crocosmia)は、アヤメ科(Iridaceae)に分類される球根植物の属で、南アフリカを中心とする南半球の温帯地域に約9種が自生しています。日本では「クロコスミア」のほか、代表品種の名から「モントブレチア(モントブレシア)」とも呼ばれます。
クロコスミア属の植物は扁平な球茎(コルム)をもち、地下茎でつながって株を広げます。葉は細長い剣状で、アヤメ科特有の縦方向の脈が走ります。夏(7〜9月ごろ)に細長い花茎を伸ばし、先端に多数の花を横向きに並べた穂状花序をつくります。花は漏斗状〜筒状で、オレンジ・赤・黄などの暖色系の色が鮮やかです。
主な種と品種の特徴は以下のとおりです。
- モントブレチア(C. ×crocosmiiflora):19世紀に作出された交配種で日本で最も普及
- ルシファー(C. 'Lucifer'):鮮紅色の大輪花が特徴の人気品種
- エミリー・マッケンジー(C. 'Emily McKenzie'):オレンジ地に暗褐色の目が入る品種
日本の暖地では一度植えると球茎が増えて群生し、管理の手間が少ない夏咲き球根として重宝されます。一方で繁殖力が旺盛なため、庭の他の植物を圧迫することもあります。切り花としても流通しており、夏のフラワーアレンジメントに彩りを添えます。
使い方・例文
夏の庭で鮮やかなオレンジや赤の花穂が見られるほか、切り花として花束やアレンジメントに使われ、一度植えると球茎が増えて毎年開花します。
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