クレーンショットとは?
くれーんしょっと
クレーンショットとは、映像撮影においてクレーン(ジブ)にカメラを搭載し、上下・水平・斜め方向に滑らかに移動させながら撮影する技法です。
クレーンショット(Crane Shot)は、映画・テレビ・映像制作において用いられるカメラワーク(撮影技法)の一種です。アームが伸縮・旋回するクレーン(ジブ・アーム)の先端にカメラを取り付け、地上から高所まで、または広い空間を滑らかにカメラを移動させながら撮影します。
クレーンショットの特徴は、三脚やドリーでは不可能な垂直方向の大きな動きと、広大な俯瞰・引き映像を実現できる点にあります。典型的な使われ方としては次のようなものがあります。
- 上昇ショット:低い位置から高空へとカメラが昇り、場面の広がりやスケールを示す
- 下降ショット:高所から被写体にゆっくり近づき、緊迫感や集中を演出する
- スウィープショット:水平弧を描くように移動し、俯瞰で群衆や景観を捉える
映画史的には、大型クレーンを使った壮大な俯瞰ショットが叙事詩的映画の象徴となってきました。近年ではカメラドローン(空撮ドローン)が同様の映像効果を低コストで実現できるため、小規模なプロダクションでもクレーンショット的な映像表現が一般化しています。一方、伝統的な大型クレーンは映画撮影所や大規模ライブ映像で引き続き使用されています。
視聴者に与える心理的効果として、スケール感・解放感・高揚感の演出に優れ、クライマックスや結末のシーンで多用されます。
使い方・例文
映画のラストシーンで主人公が街に佇む場面からカメラがどんどん上昇し、街全体が見渡せる映像になる演出がクレーンショットの代表的な使用例です。
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