クレンアーキオータとは?
くれんあーきおーた
クレンアーキオータとは、古細菌(アーキア)の一グループで、高温・酸性などの極限環境に生息する微生物の総称です。
クレンアーキオータ(Crenarchaeota)は、古細菌(アーキア)ドメインに属する門のひとつです。もともとは熱水噴出孔や酸性温泉など極限環境に生息する超好熱・好酸性の微生物として発見・記載されましたが、後に深海や土壌にも広く分布することが明らかになりました。
細菌とは系統的に大きく異なり、核膜を持たない原核生物でありながら、真核生物と共通する分子機構(DNAの複製や転写に関わるタンパク質など)を一部備えている点が注目されます。細胞膜はイソプレノイド系のエーテル結合型脂質で構成されており、これもアーキア全体の特徴です。
クレンアーキオータには、超好熱菌として有名なスルフォロブス属やピロディクティウム属などが含まれます。スルフォロブスは80度前後の強酸性環境でも増殖でき、硫黄の酸化を利用してエネルギーを得ます。一方、深海底の低温環境に適応したグループも存在し、炭素・窒素・硫黄などの物質循環に重要な役割を果たしています。
極限環境で機能する酵素(エクストリモザイム)の発見や、生命の起源・進化の解明においても、クレンアーキオータは科学的に高い関心を集めています。
使い方・例文
火山性の熱水噴出孔の調査や、生命の起源を探る研究の文脈で「クレンアーキオータが高温酸性環境で優占している」といった形で登場します。
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