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クセノポンとは?

くせのぽん

クセノポンとは、古代ギリシャの軍人・歴史家・哲学者であり、ソクラテスの弟子として知られ、『アナバシス』など多数の著作を残した人物です。

クセノポン紀元前430年頃〜355年頃)は、アテナイ出身の古代ギリシャの軍人・著述家です。若くしてソクラテスに師事し、哲学的な薫陶を受けましたが、その後は軍事・政治の世界で活躍しました。

クセノポンの生涯で最も劇的な出来事は、ペルシャの内乱(クロスとアルタクセルクセス2世の争い)に傭兵として参加したことです。クロスが戦死した後、残された約1万人のギリシャ傭兵を率いてペルシャ帝国の奥地から黒海沿岸まで撤退した「一万人の退軍」は、軍事史に語り継がれる偉業です。この体験を記録した著作が『アナバシス(上り道)』であり、生き生きとした臨場感ある記述で後世の読者を魅了し続けています。

クセノポンの主要な著作は以下の通りです。

  • 『アナバシス』—一万人の退軍を記録した軍事記録文学
  • 『ソクラテスの思い出(メモラビリア)』—師ソクラテスの言行録
  • 『キュロパイディア』—理想的な君主像を描いた政治小説
  • 『ヘレニカ』—トゥキュディデスの歴史を引き継いだギリシャ史

クセノポンは純粋な哲学的思索よりも実践的な倫理・政治・軍事を重んじており、その作品はアレクサンドロス大王をはじめ多くの後世の指導者に読まれました。平易で明快なギリシャ語文体は、今日でもギリシャ語学習のテキストとして広く使われています。

使い方・例文

西洋古典文学の講義や軍事史の授業で「一万人の退軍を指揮した古代ギリシャの軍人であり著述家」として紹介される場面で登場します。

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