クズとは?
くず
クズとは、マメ科の多年生つる植物で、日本在来種でありながら北米では侵略的外来種として問題視される植物です。
クズ(葛、学名:Pueraria montana var. lobata)は、マメ科クズ属に属する多年生のつる性植物です。日本・中国・朝鮮半島などアジアが原産地で、日本では山野の草地や林縁、道路脇など幅広い場所に自生しています。
茎は木質化した根茎から伸び、他の植物や構造物に絡みつきながら数メートルから十数メートルにもなる長さに成長します。葉は大型の三出複葉(3枚の小葉からなる)で、夏から秋にかけて赤紫色の美しい花を咲かせます。根は太く肥大し、でんぷんを大量に蓄えます。
日本では古くから多目的に利用されてきました。
- 葛根(かっこん):根から取れるでんぷん(葛粉)は料理や和菓子、葛湯などに使われる
- 葛根湯:漢方薬の原料として風邪の初期症状などに用いられる
- 葛布:茎の繊維から織物を作る伝統工芸
一方、北米では19世紀末に観賞植物・飼料・土壌保全目的で導入されたクズが急速に繁殖し、在来植物を覆い尽くす侵略的外来種として深刻な問題となっています。「南部の怪物」とも呼ばれ、米国農業省が対策に取り組んでいます。
使い方・例文
夏の山道でほかの木や柵を覆うように広がる大きな葉のつる植物を見かけたら、それはクズかもしれません。秋の七草の一つとしても知られ、日本の文化に深く根付いた植物です。
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