本文へスキップ

キュリー・ワイスの法則とは?

きゅりー・わいすのほうそく

「法則」の用語まとめを見る

キュリー・ワイスの法則とは、強磁性体や反強磁性体がキュリー温度以上で示す磁化率の温度依存性を記述した物理法則です。

キュリー・ワイスの法則とは、磁性体の磁化率(外部磁場に対してどれだけ磁化するかの指標)が温度に依存する様子を表す物理法則です。強磁性体や反強磁性体がキュリー温度(転移温度)以上の常磁性状態にあるとき、磁化率χは「χ = C / (T − θ)」という式で表されます。ここでCはキュリー定数、Tは絶対温度、θはワイス温度(常磁性キュリー温度)です。

この法則は二人の科学者の業績を組み合わせたものです。フランスの物理学者ピエール・キュリーは常磁性体の磁化率が温度に反比例する「キュリーの法則(χ = C/T)」を提唱しました。その後、フランスの物理学者ピエール・ワイスが分子場理論を加えてキュリー・ワイスの法則へと発展させました。

実際の強磁性体はキュリー温度以下では自発磁化を持ちますが、それ以上の温度では磁気秩序が乱れて常磁性体として振る舞います。このとき磁化率はキュリー温度に近づくにつれて急激に増大し、キュリー温度で発散します。

この法則は磁性材料の特性評価や磁性転移の研究において広く活用されており、実験で得たχとTの関係をグラフにしてθを求めることで材料の磁性の起源を探る手がかりとなります。

使い方・例文

材料科学の実験で鉄やニッケルの磁化率を様々な温度で測定し、グラフからキュリー温度やワイス定数を求める解析を行う際に登場します。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語