キタテハとは?
きたては
キタテハとは、日本各地に生息するタテハチョウ科の蝶で、翅の縁がぎざぎざした独特の形と秋型の鮮やかなオレンジ色が特徴です。
キタテハ(学名:Polygonia c-aureum)は、チョウ目タテハチョウ科に属する蝶です。日本では北海道から九州まで広く分布し、平地から低山地の明るい草原・農耕地・河川敷などに生息しています。
最大の形態上の特徴は翅(はね)の縁が深くぎざぎざに切れ込んだ不規則な形をしていることで、翅を閉じると枯れ葉や樹皮に紛れて見えにくくなる擬態効果があります。翅の表面は明るいオレンジ色に黒い斑点が散り、後翅の裏側には銀白色の「C」字型の紋様があり、これが学名の「c-aureum」に由来しています。
キタテハは年間を通じて複数世代を重ねますが、季節によって翅の色彩が大きく変化します。
- 夏型 — 翅色がやや淡く、翅の切れ込みが深い
- 秋型 — 翅色が濃いオレンジ色になり、越冬個体として成虫のまま冬を越す
越冬後の春には木の樹液や腐果などに集まって吸汁します。日本では身近な蝶のひとつであり、庭園や公園でも見られることから、昆虫観察や蝶の撮影の対象として親しまれています。
使い方・例文
「河川敷の草むらでキタテハが翅を広げて日光浴をしていた」「秋になるとキタテハの橙色が目を引く」というように、自然観察・昆虫図鑑・蝶の撮影記録の文脈で登場します。
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