キクザキイチゲとは?
きくざきいちげ
キクザキイチゲ(菊咲一華)は、春の林床に咲くキンポウゲ科の多年草で、菊に似た白〜青紫色の花が特徴的なスプリング・エフェメラルです。
キクザキイチゲ(菊咲一華)は、キンポウゲ科イチリンソウ属に分類される多年草です。日本では北海道から本州の日本海側を中心に分布し、落葉広葉樹林の林床や林縁に生育します。「菊のような花を1輪咲かせる」ことが名前の由来です。
花期は3月から5月ごろで、雪解けとともに早春に花を開かせます。白色から淡い青紫色まで花色の変異が大きく、同じ群生地でも色の異なる個体が混在することがあります。花びらのように見えるのは実際には萼片で、8〜13枚と多く、菊の花を連想させる姿から名付けられました。
キクザキイチゲの主な特徴を以下に挙げます。
- スプリング・エフェメラルで、初夏には地上部が消える
- 根生葉は羽状に深く切れ込んでいる
- 花は日が差すと開き、曇りや夜は閉じる性質がある
- 日本海側の多雪地帯に特に多く見られる
ニリンソウと同属で姿が似ていますが、キクザキイチゲは1茎に1輪の花をつけ、花びら数が多く、より菊に近い印象を与えます。早春の山野草を代表する美しい植物として、植物愛好家に人気があります。
使い方・例文
雪国の春山や日本海側の雑木林を訪れたとき、林床に白や青紫の菊のような花を咲かせているのがキクザキイチゲです。
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