カーボナシャス小惑星とは?
かーぼなしゃすしょうわくせい
カーボナシャス小惑星とは、炭素質物質に富んだ暗黒色の小惑星で、太陽系最古の物質を多く含むC型小惑星とも呼ばれています。
カーボナシャス小惑星(carbonaceous asteroid)は、炭素化合物・珪酸塩鉱物・含水鉱物などを豊富に含む炭素質の小惑星です。分光分類では主にC型(および関連するB・F・G型)に分類され、太陽系内の小惑星の中で最も多数を占めるとされています。
表面のアルベド(反射率)が非常に低く(5〜10%程度)、見た目は黒っぽく見えます。これは有機物や炭素質物質が光をほとんど吸収するためです。小惑星帯の外縁部(2.5AU以遠)や木星トロヤ群に多く分布しています。
カーボナシャス小惑星が科学的に重要な理由は以下のとおりです。
- 太陽系形成初期(約46億年前)の組成をほぼ保持している
- 含水鉱物の存在が初期太陽系での水の運搬を示唆する
- アミノ酸などの有機分子を含む炭素質コンドライト隕石の母天体候補
- 地球への生命の素材運搬に関わった可能性がある
JAXAの探査機「はやぶさ2」がサンプルリターンを行ったリュウグウはCg型のカーボナシャス小惑星です。2020年に帰還したカプセルには含水鉱物・有機物・アミノ酸などが含まれており、太陽系初期や生命起源研究に大きな成果をもたらしました。
使い方・例文
「はやぶさ2が探査したリュウグウはカーボナシャス小惑星に分類され、太陽系初期の物質が得られた」という文脈で使われます。
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