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カヴァルとは?

かゔぁる

カヴァルとは、バルカン半島や中東で伝統的に用いられる縦吹きの民族フルートです。

カヴァル(Kaval)は、主にブルガリアトルコルーマニア・マケドニアなどバルカン半島から中東にかけての地域で広く演奏される縦笛(エンドブロウフルート)です。歌口に唇を当てて息を斜めに吹き込む奏法を用いる点が特徴で、横笛のフルートや縦笛のリコーダーとは構造が異なります。

楽器本体は木製(桜・スモモ・梨などの果樹材が多用される)または金属製で、長さはおよそ60〜90センチメートル。表面に7〜8個の指穴を持ち、高音域を豊かに響かせることができます。息の角度や量を微妙に変えることで、半音以下の微分音を自在に出せるため、バルカン音楽特有の旋法(マカーム)やメリスマ的装飾を表現するのに適しています。

もともとは羊飼いが野外で演奏する楽器として親しまれており、牧歌的・瞑想的な音色が特徴です。現代ではフォークミュージックのアンサンブルや民族音楽祭でも欠かせない存在となっており、ユネスコの無形文化遺産に関連した保護活動の対象にもなっています。日本では民族音楽や世界音楽に関心を持つ演奏家を通じて少しずつ知られるようになりました。

使い方・例文

バルカン半島の民族音楽コンサートでは、カヴァルの独奏が哀愁漂うメロディーを奏で、観客を魅了する場面がよく見られます。

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