カホキア墳丘群とは?
かほきあ ふんきゅうぐん
カホキア墳丘群とは、現在の米国イリノイ州に位置する北米最大のネイティブアメリカン都市遺跡で、数百基の土製墳丘が残る世界遺産です。
カホキア墳丘群(Cahokia Mounds)は、米国イリノイ州コリンズビル近郊に位置する先住民(ネイティブアメリカン)の大規模都市遺跡です。ミシシッピ川とその支流が合流する肥沃な低地に立地し、およそ800年から1400年にかけてミシシッピ文化(Mississippian culture)の中心都市として栄えました。
最盛期(11〜12世紀頃)の人口は1万〜2万人規模と推定され、当時のロンドンに匹敵するとも言われます。遺跡内には大小合わせて120基以上の土製墳丘(マウンド)が残っており、その中で最大のモンクスマウンドは底面積においてエジプトのクフ王のピラミッドを超え、北米最大の先史時代建造物とされます。高さは約30メートルに達し、頂上には木造の大きな建物が建っていたと考えられています。
墳丘の用途は儀式や支配者の居住・埋葬など多様で、鳥人間と呼ばれる銅製装飾品や大規模な貝製ビーズの埋葬など、高度な社会組織を示す遺物が出土しています。なぜこの都市が14〜15世紀に放棄されたのかは未解明の部分が多く、気候変動や政治的混乱が要因として議論されています。
1982年にユネスコ世界遺産に登録されており、ヨーロッパ人到来以前の北米先住民文明の高さを示す象徴的遺跡として評価されています。
使い方・例文
北米の先住民文明を学ぶ授業や世界遺産の特集記事で「コロンブス以前の北米最大都市」として紹介されることが多く、考古学ファンの必訪スポットとしても知られます。
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