コリンとは?
こりん
コリンとは、細胞膜の構成成分として欠かせない水溶性の栄養素で、脳や神経の正常な働きを支えます。
コリンは、アミノ酸の一種であるセリンから生合成される水溶性の有機化合物で、ビタミンB群に近い性質を持つ必須栄養素です。体内でも合成されますが、食事からの摂取が重要とされています。
コリンの主な役割は大きく三つに分けられます。
- 細胞膜の構成:コリンはリン脂質(ホスファチジルコリン)の材料となり、すべての細胞の膜を形成します。
- 神経伝達物質の合成:脳内でアセチルコリンに変換され、記憶・学習・筋肉の収縮などに関わる神経伝達を担います。
- 脂質代謝の調整:肝臓での脂肪代謝を助け、脂肪肝の予防に寄与します。
コリンを豊富に含む食品としては、卵黄・レバー・大豆・ブロッコリーなどが挙げられます。特に卵黄は優れた供給源として知られています。不足すると肝機能障害や神経系の不調が生じる可能性があり、妊婦や授乳中の女性では胎児・乳児の脳発達のために需要が高まります。日本では「必須栄養素」として位置づけられ、食事摂取基準でも目安量が設定されています。
使い方・例文
妊娠中の食事指導では、葉酸と並んでコリンの摂取が推奨されることがあります。また、サプリメントの成分表でレシチン(ホスファチジルコリン)として記載される場合も多く見られます。
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