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カッコンとは?

かっこん

カッコンとは、マメ科のつる性植物クズの根を乾燥させた生薬で、漢方薬の重要な原料です。

カッコン(葛根)は、マメ科に属するつる性多年草であるクズPueraria lobata)の根を乾燥・加工したものです。日本中国韓国などの東アジア全域に自生するクズは、秋の七草のひとつとしても知られており、その太く大きな根には豊富なデンプンや有効成分が含まれています。

生薬としてのカッコンは、主にイソフラボン類の一種であるプエラリンやダイジンなどを含みます。これらの成分は血液循環の改善や筋肉の緊張を和らげる作用があるとされています。

漢方医学では、カッコンは以下のような目的に用いられてきました。

  • かぜの初期症状(首や肩のこりを伴う悪寒・発熱)の緩和
  • 頭痛や首筋のこわばりの改善
  • 消化器系のサポート
  • 二日酔いの不快感の軽減

代表的な処方に「葛根湯(かっこんとう)」があり、日本では市販の漢方薬として広く普及しています。葛根湯は麻黄・桂枝・芍薬・生姜・甘草・大棗とカッコンを組み合わせたもので、かぜの引き始めに用いられる処方として一般家庭でも親しまれています。なお、クズの根から精製したデンプンは「葛粉(くずこ)」として和菓子や料理のとろみ付けにも活用されており、食材としての側面も持っています。

使い方・例文

「かぜのひき始めで首筋がこわばってきた」という場面でカッコンを含む葛根湯が用いられます。また漢方処方の解説や生薬の説明の場面でよく登場する用語です。

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