カタックとは?
かたっく
カタックとは、インド北部に伝わる古典舞踊のひとつで、複雑なフットワークと高速回転、表情豊かな手の動きが特徴の伝統芸能です。
カタック(Kathak)はインドの古典舞踊の一形式で、主に北インド(ウッタル・プラデーシュ州のラクナウやジャイプールなど)を中心に発展しました。サンスクリット語の「カター(物語)」を語源とし、もともとはヒンドゥー寺院でカタカール(物語師)が神話や叙事詩を身振りで語り伝えた宗教的パフォーマンスに起源を持ちます。
カタックの主な特徴は以下の通りです。
- ターン(チャッカル):高速で連続する回転動作。数十回に及ぶこともある
- フットワーク(タートカール):足首に付けた鈴(ガングルー)を鳴らしながらリズムを刻む複雑な踏み込み
- 手のジェスチャー(ムドラー):神や感情を表す定式化された手の形
- 表情(アビナヤ):目の動き・眉・口元を使った細やかな感情表現
ムガル帝国時代には宮廷芸能として発展し、イスラム文化の影響を受けて優雅で洗練されたスタイルが加わりました。現在はラクナウ派(繊細で抒情的)とジャイプール派(力強いリズム重視)の二大流派が知られています。
インド独立後、カタックは国立アカデミーによって保護・振興され、世界各地で公演や普及活動が行われる国際的に認知された舞台芸術となっています。
使い方・例文
カタックの舞台では、ダンサーが足首の鈴を鳴らしながら複雑なリズムパターンを踏み込み、その後に高速スピンを連続して披露する場面が観客を魅了します。
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